クレヨンしんちゃんの映画史上、屈指の名作とも言える作品の1つに『暗黒タマタマ大追跡』が挙げられます。
本作品が傑作である何よりの理由は、その「面白さ」でしょう。
クレヨンしんちゃんファンの僕としては、クレヨンしんちゃんの映画は基本的に全て「面白い!」と言いたくなります。
しかし、その中でも本作品は別格の面白さを持っていると言えます。
しかし、次のような疑問はありませんか?
- そもそも『暗黒タマタマ大追跡』ってどんな作品なの?
- 『暗黒タマタマ大追跡』の見どころってどこ?
そんな疑問に答えるため、本記事では次のことを紹介します。
- 『暗黒タマタマ大追跡』の基本情報とあらすじ
- 『暗黒タマタマ大追跡』の感想
そして、以上の内容から、結論を先に言ってしまうと次のとおりです。
- 『暗黒タマタマ大追跡』は映画クレヨンしんちゃん史上屈指の傑作!
それでは、本題に入っていきましょう。
※本記事では物語の核心に触れている場合があります。あらかじめご了承ください。
「アニメが好き!」そんな方にはこれがオススメ。
Amazon Prime Video│月額500円(税込)で見放題
月額500円(税込)でアニメだけでなく映画やTV番組などが見放題。買い物をするときにも重宝する至れり尽くせりな万能型サービス。30日間の無料体験つき。
dアニメストア for Prime Video│月額440円(税込)でアニメ見放題(要アマプラ)
Amazon Prime Video版のdアニメストアで、月額440円(税込)。すでにアマプラ会員の方にオススメ。
dアニメストア│月額480円(税込)でアニメ見放題
月額480円(税込)で4,800以上の作品が見放題のアニメ特化型サブスク。初月無料。[PR]
U-NEXT│月額2,189円(税込)で見放題+1,200円分のポイント
月額2,189円(税込)で230,000本もの動画が見放題。映画やアニメから、マンガなどの書籍まで楽しめるエンタメ総合型サブスク。レンタルや購入に使える毎月1,200円分のポイントも。31日間の無料体験つき。(本ページの情報は2022年7月時点のものです。最新の配信状況はU-NEXTサイトにてご確認ください。)
Hulu│月額1,026円(税込)で見放題
月額1,026円(税込)で100,000本以上の映画・ ドラマ ・ アニメ ・ バラエティが見放題。Huluオリジナルのコンテンツも充実。2週間の無料体験つき。
記事│【サブスク・VOD】気になる作品が見放題
「サブスク」は「動画配信サービス」(VOD)の1つで、サブスクなら動画が見放題。無料のお試し期間がある場合も多め。オススメのサイトも紹介。
記事│【DVD宅配レンタルサービス】ネットからDVDがレンタルできる
「DVD宅配レンタルサービス」なら、ネットでレンタルしたいDVDを決めて自宅まで配達してもらえます。無料のお試し期間がある場合も多め。オススメのサイトも紹介。
記事│【音声を聴くなら…】ワイヤレスイヤホンのススメ
なにかと便利な「ワイヤレスイヤホン(Bluetoothイヤホン)」の入門記事。利点だけでなく注意点もしっかり解説。
【あらすじ】しんのすけが見つけた「玉」が事件の始まり

ある日、しんのすけは土手でとある「玉」を見つけて家に持ち帰る。
が、玉をどこかに無くしてしまう。
そんな日の夜のこと、野原一家に突如として「珠由良(たまゆら)ブラザーズ」というオカマの3人衆が忍び込む。
というのも、しんのすけの見つけた玉が彼らにとって実は重要なものだったからだ。
珠由良ブラザーズはその玉をしんのすけから返してもらおうとするが、しんのすけには玉の居場所が分からない。
そうこうしている内に、ひまわりが玉を飲み込んでしまっていることが発覚する。
そうして、野原一家は事件に巻き込まれていくのだが…。
【基本情報】声優は?歌は?
まずは基本情報について。
タイトル:『クレヨンしんちゃん 暗黒タマタマ大追跡』
本記事では『暗黒タマタマ大追跡』と略して紹介します。
スタッフは次のとおり。
- 監督:原恵一
- 演出:水島努
- 脚本:原恵一
ちょっぴりコラム【クレヨンしんちゃん映画と監督】
クレヨンしんちゃんの映画は作品によって監督が異なります。
監督によって同じ「クレヨンしんちゃん」でも作風は異なってきます。
クレヨンしんちゃんの映画を見るときは、ぜひ「監督は誰なんだろう?」とチェックしてみてください。
参考:
映画 クレヨンしんちゃん 暗黒タマタマ大追跡 : 作品情報 – 映画.com(2022年6月3日アクセス)
クレヨンしんちゃん 暗黒タマタマ大追跡 – Wikipedia(2022年6月3日アクセス)
クレヨンしんちゃん 暗黒タマタマ大追跡 – アニメ声優情報(2022年6月3日アクセス)
次のサイトで利用できます。
(状況によっては利用できない場合もあります)
登場キャラクターとキャスト
『暗黒タマタマ大追跡』では、野原一家と行動を共にするキャラクターがいます。
「ローズ」(郷里大輔)、「ラベンダー」(塩沢兼人)、「レモン」(大滝進也)、「東松山よね」(山本百合子)です。
ローズ・ラベンダー・レモンはオカマの3兄弟。
実は「珠由良(たまゆら)」という一族で、本作に出てくる重要な一族の1つ。
3人とも戦闘力高めで、野原一家をサポートしてくれます。
(ちなみに、ラベンダー役の塩沢兼人は、「ぶりぶりざえもん」の前声優です。)
この珠由良一族と対立しているのが、「珠黄泉(たまよみ)」という一族です。
珠黄泉の頭領にして本作品のボス的な存在が「玉王ナカムレ」。
一見すると落ち着いていて優しそうに見えますが、心の奥底では悪事を常に企んでいます。
そんな珠黄泉一族の子孫には「ヘクソン」(筈見純)がいます。
このヘクソンがかなりの強敵。
クレヨンしんちゃん映画史上でもトップクラスの戦闘能力で、複数人を相手に勝つほどの実力の持ち主。
野原一家も相当な苦戦を強いられることになります。
なお、珠黄泉の頭領である玉王ナカムレの部下には「サタケ」(立木文彦)というキャラクターがいるんですが、これまた魅力的なんです。
サタケは珠黄泉族という悪側についているわけですが、どうも悪に徹することができない。
過去にはベビーシッターを行っていたという、とても悪者には見えない経歴の持ち主です。
玉王ナカムレの指示には忠実に従うものの、どこか違和感を感じ、そして…。
また、「マンガ家」役としては原作者の臼井義人が出演しています。
他にも『暗黒タマタマ大追跡』には魅力的なキャラクターが盛りだくさんです。
テーマ曲
テーマ曲について。
- OPテーマ:年中夢中“I Want You”
- EDテーマ:ひまわりの家
EDテーマの「ひまわりの家」は財津和夫が作詞・作曲・編曲・歌を手掛けています。
『暗黒タマタマ大追跡』のテーマ曲らしく、ひまわりのことを歌い上げた、思わずウルッとなる歌です。
【見どころ】野原一家の爆笑必至のひまわり救出劇!感動もあり!

基本情報を押さえた上で、『暗黒タマタマ大追跡』の見どころを紹介していきます。
愉快な登場人物たち!ローズやジャークなど
『暗黒タマタマ大追跡』の見どころと言えば、まずは「愉快な登場人物たち」のことを挙げないといけないでしょう。
すでに先ほどのキャラクター紹介からも分かるとおり、本作のキャラクターについて説明するだけでも面白さが何となく伝わってくるはず。
特に「ローズ」と「ラベンダー」と「レモン」の3兄弟「珠由良(たまゆら)ブラザーズ」の言動がいちいち面白いんです。
特にしんのすけと相性が良いようで、しんのすけが珠由良ブラザーズと一緒に健康ランドのお風呂に入るシーンがあります。
そこで、しんのすけは「桃型潜水艦」(お風呂に潜っておしりだけを出すこと)の技を珠由良ブラザーズに伝授します。
普通はしんのすけの行動といえば軽くあしらわれるのがオチですが、珠由良ブラザーズはしんのすけの良き理解者です。
しんのすけのボケをそのまま受け入れられ、さらにボケが増幅されるというわけです。
「ジャーク」というキャラクターもなかなか個性的です。
ジャークは存在自体がネタバレなので、ここでは具体的な紹介は極力避けますが、これまたしんのすけと相性が良いキャラです。
埼玉から青森まで!日本を駆ける野原一家
『暗黒タマタマ大追跡』の見どころは単に面白いという点に留まるわけではありません。
本作では、野原一家は日本を駆けます。
野原家は埼玉のカスカベにありますが、味方の「ローズ」などの「珠由良(たまゆら)」一族の本部に向かうために青森まで行くことになります。
視聴者としては、あたかも野原家のロードムービーを見ている感覚になります。
健康ランドに行ったり、道中の大きなスーパーに立ち寄ったりしつつ青森に行き、最終的には東京で決戦を迎える…こんなに詰め込んでるのにダラッとならず勢いのある作品になっているのは驚きです。
妹・ひまわりのため、兄・しんのすけはたくましくなる!
実は『暗黒タマタマ大追跡』は、しんのすけの妹「ひまわり」が初めて出演する映画です。
そのため、本作のテーマとしてもひまわりが重要な要素となってきます。
あらすじにも書きましたが、ひまわりが大切な「玉」を飲み込んでしまったことから物語は展開します。
ひまわりは0歳の赤ちゃん。
そんなミスはもちろんしてしまいます。
とはいえ、しんのすけもまだ5歳。
まだまだみさえやひろしに甘えたい年ごろです。
しかし、『暗黒タマタマ大追跡』では、しんのすけは「ひまわりのために」ちょっぴりオトナになります。
しんのすけがちょっぴりオトナに成長する話は映画『ヘンダーランドの大冒険』でもありました。
ただし、『ヘンダーランドの大冒険』の頃はひまわりはまだ生まれていません。
しんのすけの成長はあくまで一人の少年としてでした。
しかし、『暗黒タマタマ大追跡』では異なります。
しんのすけは幼いながらも、しっかり「お兄ちゃん」として敵に立ち向かいます。
最初はひまわりばかり、みさえやひろしに構ってもらっていたので、ちょっぴり嫉妬する場面もあります。
でも物語が進んでいくにつれて「お兄ちゃん」としての自覚を持ち、ひまわりを守ろうと決意します。
『暗黒タマタマ大追跡』では無数のギャグが散りばめられていますが、そのなかにしっかりと感動できる要素も入っています。
それが本作がクレヨンしんちゃん映画の傑作である理由の1つでしょう。
クレヨンしんちゃん映画史上最強クラスの強敵「ヘクソン」
このように笑いと感動で突き進んでいくのが『暗黒タマタマ大追跡』ですが、しんのすけたちの行く手を阻む、クレヨンしんちゃん映画史上最強クラスの敵が登場します。
それが「ヘクソン」です。
ヘクソンは並の人間の能力を圧倒する戦闘力を持っています。
クレヨンしんちゃんの世界で、ヘクソンにタイマンで勝てるキャラクターは誰もいないでしょう。
この圧倒的な強さを持つヘクソンにしんのすけたちはどう立ち向かうのか。
これは『暗黒タマタマ大追跡』の大きな見どころの1つと言えます。
【まとめ】『暗黒タマタマ大追跡』は映画クレヨンしんちゃん史上屈指の傑作
『暗黒タマタマ大追跡』の基本情報から見どころまで紹介してきました。
まとめると、『暗黒タマタマ大追跡』は映画クレヨンしんちゃん史上屈指の傑作と言えます。
笑いあり、感動あり。
映画に求められる要素をしっかりと備えており、クレヨンしんちゃんという枠組みを外して「アニメ映画」という広い立場から見ても面白い作品と言えます。
まだ見たことのない方は、ぜひ見てみてはどうでしょうか?
次のサイトで利用できます。
(状況によっては利用できない場合もあります)
【関連記事】「クレヨンしんちゃん」に関する記事をもっと読む
「クレヨンしんちゃん」に関する記事をもっと読みたい方はこちらもどうぞ。
