ラジオ番組はパソコンやスマホから聴くことができます。
本記事では、ラジオ番組を聴く方法として次の2点を提案します。
- ラジオで聴く
- パソコンやスマホで聴く
- ポッドキャスト(Podcast)で聴く
それぞれの利点や注意点についてもイチから紹介していくので、ラジオ番組を最近聴き始めた方は是非ご覧ください。
【比較】ラジオとパソコン・スマホとの「ラジオ番組の聴き方」の違い
ラジオ番組をラジオで聴くか、それともパソコンやスマホで聴くか。
これにはいくつか違いがあります。
そこで、あらかじめ一覧表にしておきました。
ラジオ | デスクトップPC | ノートPC | スマホ | ポッドキャストアプリ | |
インターネット無しで聴ける? | 〇 | × | × | × | △ |
簡単に持ち運べる? | △ | × | △ | 〇 | 〇 |
乾電池無しで使える? | △ | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 |
大体は以上のようにまとめることができます。なお、各項目や記号は次のとおりです。
- 「ラジオ」は従来の「ラジオ機器の場合」
- 「デスクトップPC/ノートPC/スマホ」は「デスクトップPC/ノートPC/スマホでラジオ番組配信サイトを開いて聴く場合」(ラジオ機能を搭載したPCやスマホを除く)
- 「ポッドキャストアプリ」は「スマホのポッドキャストアプリで(ラジオ番組を含む)音声コンテンツを聴く場合」
- 「〇」は「OK」、「×」は「NG」、「△」は「タイプや状況による」
ラジオでラジオ番組を聴く
「ラジオでラジオ番組を聴く」ということについて利点と注意点を挙げながら紹介していきます。
ラジオの利点:インターネット接続が不要
ラジオの利点。
それはインターネットに接続する必要がないことです。
つまり、インターネットがないところでもラジオ番組を聴くことができるということです。
ところで、スマホの場合、かなりの部分でインターネットを利用します。
となると、もし非常時が起きてインターネットに接続できない場合、スマホで情報収集を行うといったことはできません。
こういう非常時のとき、ラジオが役に立ってくれます。
ラジオはインターネットを必要としません。
そのため、インターネットに接続できないような非常時の状況でも、関係なく普段通り使うことができるんです。
ラジオはこのように非常時でも便利であるだけでなく、平常時にも役に立ってくれます。
インターネットに接続しないため、通信量の心配をする必要がありません。
つまり、「ギガが足りない」状況が起こることは無いんです。
いつでも聴けるという安定感、それがラジオの利点です。
ラジオの2つの注意点
次にラジオの注意点。
それは、機器の種類によって
- 持ち運びに不向き
- 乾電池が必要
というどちらかの場合があり得ることです。
ラジオの注意点①:持ち運びに不向き
ラジオの注意点1つ目の「持ち運びに不向き」ということについて考えてみましょう。
ラジオにはコンセントに刺しながらでないと使えないものがあります。
この場合、持ち運びは難しいです。
コンセントに刺さないといけないし、そもそも持ち運びするには大きすぎることが考えるためです。
このタイプのラジオは持ち運びには不向きです。
ただ、こうした注意すべき点があるものの、「コンセントがあり、それでいて持ち運ぶ必要がない状況」のとき、充電などのことは気にせず、長時間使うことができます。
ラジオの注意点②:乾電池が必要
ラジオの注意点2つ目の「乾電池が必要」ということについて考えてみましょう。
ラジオには乾電池を入れないと使えないものがあります。
乾電池が無ければ使えません。
乾電池を補充できそうにない状況で用いるには不向きということになります。
ただ、こちらについても補足できることがあります。
乾電池が必要なタイプのラジオは、乾電池さえあるなら、コンセントや充電を気にせず使うことができます。
こうした状況が起こりやすい非常時の場合には役に立ちます。
どちらも一長一短
「持ち運びに不向き」なものにせよ、「乾電池が必要」なものにせよ、利点もあれば注意点もあるということです。
自らの状況に合わせて選択するのが大切です。
「ラジオ」が欲しい場合はインターネットで買うことができます。
「Amazon」で買い物をする←Amazon Prime
「楽天市場」で買い物をする←楽天ポイントが貯まる
「Yahoo!ショッピング」で買い物をする←PayPayポイントが貯まる
パソコンやスマホでラジオ番組を聞く方法
次に、ラジオ番組の比較的新しい聴き方、つまり「パソコンやスマホでラジオを聴く」ということについて利点と注意点を挙げながら紹介していきます。
が、その前に、初心者の方に向けて、「パソコンやスマホでラジオ番組の聴き方」を解説します。
方法①:インターネットサイトで聞く(パソコンとスマホ)
パソコンやスマホでラジオ番組を聴く方法1つ目。
それは、インターネットサイトから直接聴くという方法です。
インターネットサイトにアクセスするのは、パソコンであろうとスマホであろうと問題ありません。
「パソコンあるいはスマホでラジオ番組配信サイトに行く」、それだけで大丈夫。
ラジオ番組配信サイトは数多くありますが、ここでは代表的なサイトを2つ紹介します。
radiko(ラジコ)
ラジオが聞けるインターネットサイト1つ目は、「radiko(ラジコ)」です。
radikoとは住んでいる地域のラジオ番組をパソコンやスマホで楽しめるサービスで、過去1週間以内の放送が聞ける「タイムフリー機能」があります。
有料会員「ラジコプレミアム会員」になれば、日本全国のラジオ番組が聞けるようにもなれます。
なお、先ほど説明したようにradikoはインターネットサイトで、パソコンなら問題なく聞くことができますが、スマホでアクセスした場合はアプリ版radikoの利用が促されます。
そのため、スマホではインターネットサイトではなくアプリをダウンロードしてインストールするのが良いでしょう。
公式サイトをチェックする
→radiko
NHKラジオ らじる★らじる
ラジオが聞けるインターネットサイト2つ目は、「NHKラジオ らじる★らじる」(以下、らじる★らじる)です。
らじる★らじるとは、日本放送協会(NHK)によるネットラジオ。
そう、あのNHKのラジオがインターネットで聞けちゃうんです。
サイトからは「ラジオ第1 LIVE」、「ラジオ第2 LIVE」、「NHK-FM LIVE」が聞けますよ。
公式サイトをチェックする
→NHKラジオ らじる★らじる
方法②:アプリで聞く(スマホ)
ラジオを聞く方法2つ目。
ただし、今回はスマホに限ります。
スマホでは、先ほど紹介したインターネットのラジオ番組配信サイト「radiko」と「らじるらじる」のアプリ版が出ています。
アプリ版ということで、インターネットサイトから聞くよりも、スマホ向けに調整されたデザインでより快適に利用することができます。
アプリ版は、iOS(iPhone)の方はApp Storeで、Androidスマホの方はGoogle Playでダウンロードできます。
アプリをApp Store/Google Playでインストールする
・iOS(iPhone)版「radiko」/iOS(iPhone)版「らじる★らじる」
・Androidスマホ版「radiko」/Androidスマホ版「らじる★らじる」
ポッドキャスト(Podcast)を聞く
ラジオを聞く方法3つ目。
それはポッドキャスト(Podcast)です。
といっても、ポッドキャストはラジオとは厳密には異なります。
ポッドキャストとは、インターネット配信された保存可能な音声などのことを指します。
つまり、ラジオ番組はラジオで放送される番組のことですが、ポッドキャストはインターネットで配信される番組だということです。
これが、ラジオ番組とポッドキャストとの違いです。
なお、ポッドキャストで配信されているラジオ番組ならもちろんポッドキャストで聞くことができますし、ラジオではなくポッドキャスト限定で配信されているコンテンツもあります。
ポッドキャストを聞くためのオススメのサイトは次の2つ。
それぞれアプリ版もあります。
「ポッドキャスト」が利用できるサイトをチェックする
・Google Podcasts
→Googleが提供するポッドキャストのサービス
・Amazon Music Unlimited
→Amazonが提供する音楽聞き放題サービスでポッドキャストも聴取可能
【番外編】「オーディオブック」という選択肢【読書好きの方向け】
これはラジオ番組ではないので番外編。
それが「オーディオブック」という選択肢です。
ラジオ番組は、ニュース番組や芸能人による番組など、どちらかというとニュースや娯楽という部分が大きいです。
もし「聞く」ことで、小説を読んで得られる「読書体験」や、学習本・ビジネス本を読んで得られる「学び」が欲しいという方には、「オーディオブック」という選択肢もあります。
オーディオブックとは「耳で聴く読書」とでも言えます。
そのため、通学通勤や家事などで手が塞がれていても、まるでラジオ番組を聴くかのように「読書」ができます。
多忙だけど読書を気軽に始めたいと思っている方、読書好きな方にオススメ。
「オーディオブック」が利用できるサービスをチェックする
・Amazon│Audible(オーディブル)
→Amazonが提供するオーディオブックのサブスク。月額1500円で12万冊以上が聴き放題。無料体験期間あり。単品購入も可能。
・オーディオブック配信サービス – audiobook.jp
→オーディオブックのサブスク。「年割プラン」なら月額750円で1万冊以上が聴き放題。14日間の無料体験つき。利用頻度に合わせてその他にも様々なプランが用意。単品購入も可能。
パソコンやスマホでラジオ番組を聴くことの利点と注意点
それでは、改めてパソコンやスマホでラジオ番組を聴くことの利点と注意点について説明します。
パソコンやスマホはほとんどの人が持っているから誰でもラジオ番組が聴ける
これまで「パソコンやスマホでラジオ番組を聴く方法」について紹介してきました。
このようにパソコンやスマホでラジオ番組を聴くことの利点。
それはズバリ、「大半の人はすでにパソコンやスマホを所持している」という点です。
今や、パソコンとスマホは、ほとんどの方にとって生活必需品とも言えるものです。
常にスマホを携帯しているという方もいるでしょう。
他方で、家ではゆったりとパソコン、外出時はサクッとスマホという方もいるでしょう。
いずれの場合にせよ、パソコンやスマホはすっかり日常に溶け込んでしまっています。
そうした機器でラジオ番組を聴くということは、追加で機器を準備する必要がないことを意味します。
モノを極力増やさないミニマリスト的な暮らし方を好む人にとっては、ラジオ番組を聴くための理想的な方法と言えるでしょう。
パソコンやスマホでラジオ番組を聞くことの2つの注意点
次に、パソコンやスマホでラジオ番組を聞くことの注意点。
この注意点としては次の2つが挙げられます。つまり、
- インターネット接続が必要(ポッドキャストなら大丈夫)
- デスクトップパソコンの場合は持ち運びに不向き、ノートパソコンやスマホの場合は十分な充電が必要
という点です。
注意点①:インターネット接続が必要(ポッドキャストなら大丈夫)
パソコンやスマホでラジオ番組を聞くことの注意点1つ目は「インターネット接続が必要」という点です。
パソコンもスマホも有効に使おうとすると、どうしてもインターネットへの接続が必要です。
インターネットへ接続できないと、当然インターネットサイトを見ることはできません。
となると、ラジオ番組のインターネットサイトや、インターネット接続を通してラジオ番組を配信しているアプリは機能することができません。
インターネットが無いような状況では特に注意しないといけないことです。
ただし例外があります。
それがポッドキャストアプリです。
ポッドキャストでは、基本的に、音声コンテンツを自身の端末にダウンロードしてから聴くものです。
インターネット環境のある場所でPodcastアプリでコンテンツをダウンロードしておけば、インターネットが無くても問題なく聴くことができます。
インターネットの繋がりにくい地下鉄やトンネル内ではポッドキャストは特に有効と言えます。
「ポッドキャスト」が利用できるサイトをチェックする
・Google Podcasts
→Googleが提供するポッドキャストのサービス
・Amazon Music Unlimited
→Amazonが提供する音楽聞き放題サービスでポッドキャストも聴取可能
注意点②:デスクトップパソコンの場合は持ち運びに不向き、ノートパソコンやスマホの場合は十分な充電が必要
パソコンやスマホでラジオ番組を聴くことの注意点2つ目。
それは、「デスクトップパソコンの場合はコンセントが、ノートパソコンやスマホの場合は十分な充電が必要」な点です。
まずデスクトップパソコンという、据え置きで使うタイプのパソコンでは、常にコンセントを差しておく必要があるため、持ち運びはできません。
ただ、こうした注意すべき点があるものの、「コンセントある+持ち運ぶ必要がない」という状況の場合、充電などのことは気にせず、長時間使うことができます。
大型ラジオと共通する話ですね。
次にノートパソコンやスマホでは、バッテリーが充電されていないと起動できません。
そのため、充電ができない状況で常に使い続ける、という使い方はできません。
しかし、この問題についてはモバイルバッテリーを用意することで解決します。
充電残量が少なくなってきたときはモバイルバッテリーで充電することで、また長時間聴くことができるというわけです。
「モバイルバッテリー」が欲しい場合はインターネットで買うことができます。
【おわりに】今、ラジオ番組を聞く理由
以上で、ラジオ番組を聴くために、ラジオを使うか、それともパソコンやスマホを使うかについて、それぞれの利点と注意点を挙げつつ提案しました。
これら利点と注意点を考慮しつつ、どちらを使うか、あるいは両方を併用するかを決めることが大切です。
「忙しいけどちゃんと毎日を楽しみたい!」
という願望を叶えてくれるのがラジオ番組です。
大変な人混みの中での通勤通学、常に手を動かしていないといけない家事…そうした手の塞がった状況での教養や娯楽をラジオは提供してくれます。
忙しい今だからこそ、改めてラジオの大切さが見直されていると言えます。