『クレヨンしんちゃん』の登場キャラクター「マサオ君」は「裏切りおにぎり」と呼ばれることがあります。
そんなマサオ君が「裏切りおにぎり」と呼ばれる由来や意味は次のとおり(ネタバレ注意)。
- 「裏切りおにぎり」の由来
映画「クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶ 栄光のヤキニクロード」でマサオ君たちカスカベ防衛隊がしんのすけを裏切ったことが由来。 - 「裏切りおにぎり」の意味
マサオ君は、「ヤキニクロード」の時のように、自分の身を守るために仲間を裏切ろうとすることがあるため「裏切り」。
「おにぎり」はよくしんのすけにイジられているように頭がおにぎりにそっくりだから。
これらが合わさって、マサオ君は「裏切りおにぎり」と呼ばれることがある。
以下では詳しく解説していきます。
※本記事では物語の核心(ネタバレ)に触れている場合があります。あらかじめご了承ください。
【由来】マサオ君が「裏切りおにぎり」と呼ばれるのは映画「ヤキニクロード」が元ネタ
マサオ君が「裏切りおにぎり」と呼ばれるようになったのは、映画「クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶ 栄光のヤキニクロード」(以後『ヤキニクロード』)においてです。
『ヤキニクロード』は、しんのすけ含む野原一家がひょんなことからとある組織に狙われることになり熱海にある敵の本拠地を目指す…というあらすじの映画です。
敵はあらゆる手段を用いてしんのすけを捕まえようとします。
敵がしんのすけを捜索するなかで接触したのが、しんのすけを除く「カスカベ防衛隊」の仲間たちでした。
敵はカスカベ防衛隊を通じてしんのすけを捕らえようとしたのです。
このとき、カスカベ防衛隊のメンバーのなかで積極的に敵に協力したのがマサオ君なのでした。
そのお礼として、マサオ君(とその他カスカベ防衛隊のメンバー)はお菓子の詰め合わせを受け取ります。
要はマサオ君はしんのすけを敵に売ってしまったのです。
最終的には、しんのすけは敵のもとから逃げることに成功し、カスカベ防衛隊の仲間たちもしんのすけの味方に戻るのですが、このとき、マサオ君はしんのすけから「裏切りおにぎり」と呼ばれてしまいます。
これが由来です。
まあ、仲間を売るようなことをしてしまったので、しんのすけの言っていることはマトモですね…。
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「裏切りおにぎり」の意味とは?

それでは、なぜしんのすけがマサオ君のことを「裏切りおにぎり」と呼んだのか、その意味について改めて考えていきましょう。
まずは「裏切り」という意味について。
マサオ君はしんのすけの友達なので本来はしんのすけの味方となるべき人物です。
それにも関わらず敵にしんのすけを売ってしまった。
これが「裏切り」ということです。
しかも、その直後で見返りにお菓子の詰め合わせを敵から与えられるので、視聴者としては「こんなお菓子の詰め合わせのためにしんのすけを裏切ったのか…」と思ってしまいます。
次に「おにぎり」という意味について。
これは単純にマサオ君が坊主頭であるからです。
しんのすけに「おにぎり頭」などとよくいじられています。
以上が合わさって、マサオ君は「裏切りおにぎり」と呼ばれています。
ネット上での「裏切りおにぎり」の使われ方
さて、そんな「裏切りおにぎり」というマサオ君のあだ名は、ネット上で使われることがあります。
マサオ君が「裏切りおにぎり」とネット上で呼ばれることがあるのは、「ヤキニクロード」の説明でも分かるように、マサオ君の性格が大きく関係しています。
マサオ君は弱気で何か自分に悪いことが起きると察知するとすぐ保身に走ろうとします。
その結果、平気で仲間を裏切ってしまう…そんな展開がときどきあります。
そんなとき、「裏切りおにぎり」とネット上ではイジられています。
例えば、動画サイトの「ABEMA」(アベマ)では、クレヨンしんちゃんのアニメや映画が放送されています(2022年12月14日時点)。そこでマサオ君が登場すると、コメント欄が「裏切りおにぎり」で埋め尽くされることがあります。
【おわりに】マサオ君は「裏切りおにぎり」
マサオ君が「裏切りおにぎり」と呼ばれるのにはそれなりの理由があることが分かりました。
とはいえ、このようにネット上でイジられることがあるのは、それだけマサオ君の人気がある証でもあるでしょう。
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